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ファーストレベル研修についてどんな印象があるでしょうか?現場ではこんな声がありませんか?
看護部からファーストレベル研修行って来いって言われました~
ファーストレベル研修ってどんな研修なんですか?
う~ん・・・よくわからんの・・・
ブログ
ファーストレベル研修について説明しますね。体験談もありますよ。
ナースマンブログでは、ファーストレベル研修を経験しています。このような悩みや疑問を解決します。
ナースマンブログは、ファーストレベル研修を経験し修了しました。
その経験を生かして、ファーストレベル研修についての記事を作成しています。
これからファーストレベル研修を受講する方々や、現在受講しておられる方々へ少しでもお力になれたらうれしく思います。
ファーストレベル研修でのおすすめの参考書を紹介しています。
ファーストレベル研修とは?
ファーストレベル研修研修とは一体どんな研修なのでしょう。
日本看護協会には「認定看護管理者」という資格制度があります。
この「認定看護管理者」は、認定看護師・専門看護師と並ぶ資格となっています。
その認定看護管理者へなるためのステップの1つが「ファーストレベル研修」です。
看護管理のスペシャリストとなるための第1歩となるのが、ファーストレベル研修です。
認定看護管理者へのステップ
認定看護管理者について、日本看護協会の説明を引用させていただきます。
専門看護師、認定看護師、認定看護管理者の3つの資格があり、認定と5年ごとの認定更新を行っています。専門看護師、認定看護師では分野特定を、認定看護師、認定看護管理者では教育機関の認定を行っています。医療の高度化や専門化に伴って活躍の場が増え、認定者の数は年々増加しています。
日本看護協会ホームページ
認定看護管理者は2023年で全国で約5000人が認定されています。
看護師の人口は、2020年で約173万人とされています。
いかに、認定看護管理者となることが狭き門であるかがわかります。
主に、看護部長や看護師長でご活躍をされている方が多いでしょう。施設や病院によっては、副院長を担う方々もいるでしょう。
ファーストレベル研修
認定看護管理者になるための、教育課程の1つです。
ファーストレベル研修には受講要件があります。
日本看護協会ホームページ
- 日本国の看護師免許を有する者。
- 看護師免許を取得後、実務経験が通算5年以上ある者。
- 管理業務に関心がある者。
看護管理を学びたいという意思がある方、もしくは、所属する看護部からの推薦で受講する方もいると思います。
セカンドレベル研修
認定看護管理者になるための、教育課程の1つです。
セカンドレベル研修には受講要件があります。
日本看護協会ホームページ
- 日本国の看護師免許を有する者。
- 看護師免許を取得後、実務経験が通算5年以上ある者。
- 認定看護管理者教育課程ファーストレベルを修了している者。
または看護部長相当の職位にある者、もしくは副看護部長相当※の職位に1年以上就いている者。
※副看護部長相当の職位とは、保健医療福祉に関連した組織において、看護管理を行う立場を指す。
ファーストレベル研修と比べると、師長や副師長などの管理職としてお仕事をされている方々が多いと考えられます。
セカンドレベル研修は、ファーストレベル研修と異なり、より実践形式に近い研修内容であると考えられます。
サードレベル研修
認定看護管理者になるための、教育課程の1つです。
サードレベル研修には受講要件があります。
日本看護協会ホームページ
- 日本国の看護師免許を有する者。
- 看護師免許を取得後、実務経験が通算5年以上ある者。
- 認定看護管理者教育課程セカンドレベルを修了している者。
または看護部長相当の職位にある者、もしくは副看護部長相当の職位に1年以上就いている者。
サードレベル研修となると、看護部長や看護副部長といった役職の方々が対象となってきます。部署よりも大きな単位である組織全体や地域を対象に活動していくことになるでしょう。
そのためのサードレベル研修となります。
3つの研修である教育課程を経て、認定看護管理者への道が開いていきます。
認定審査
認定看護管理者へなるには、認定審査があります。
認定されるには、試験がありこれに合格する必要があります。
認定審査に合格することで認定看護管理者となることができるのです。
ファーストレベル研修の内容とは
認定看護管理者教育課程の研修の1つです。
ファーストレベル研修の時間数は105時間と定められています。
研修の目的も示されています。
目的:看護専門職として必要な管理に関する基本的知識・技術・態度を習得する。
日本看護協会ホームページ
ファーストレベル研修では、看護管理の基本的な知識や技術を学びます。
ファーストレベル研修の教科は?
ファーストレベル研修では、教科が定められています。それぞれの教科における時間数も決まっています。
これは「ヘルスケアシステム論Ⅰ」の教科における単元と教育内容です。
日本看護協会ホームページ
教科目 単元 教育内容 ヘルスケアシステム論Ⅰ 社会保障制度概論 ・社会保障制度の体系
・社会保障の関連法規保健医療福祉サービスの提 供体制 ・保健医療福祉制度の体系
地域包括ケアシステム
地域共生社会ヘルスケアサービスにおけ
る看護の役割・看看連携
・地域連携における看護職の役割
・保健医療福祉関連職種の理解
・看護の社会的責務と業務基準
看護関連法規
倫理綱領
看護業務基準
各教科目で学習する内容がはっきりと記載していあります。
そのほかの教科についても日本看護協会のホームページにて確認することができます。
教科目の一覧は以下に示します。
- ヘルスケアシステム論Ⅰ
- 組織管理論Ⅰ
- 人材管理Ⅰ
- 資源管理Ⅰ
- 質管理Ⅰ
- 統合演習Ⅰ
6つの教科目に分かれています。これらの教科目のレポート試験などを合格することで修了することができます。
ファーストレベル研修を体験して
ナースマンブログも、ファーストレベル研修を経験しました。
ファーストレベル研修を受講し修了した経験から、何が変わるのか?
体験から得たものをお伝えしたいと思います。
認定看護管理者への道
ファーストレベル研修を受講したことで、認定看護管理者への道が開きました。
看護師としてキャリアアップを考えるときには、さまざまな進路があります。
その中の1つに看護管理者への道があります。
ファーストレベル研修により認定看護管理者へ進むことができる可能性が広がりました。
自己探求心が向上する
ファーストレベル研修では、研修機関や施設にもよりますが、約3か月程度の研修期間があります。
研修では、看護技術や疾患などの知識とは異なり、「看護管理」を学びます。
管理者の視点に重点を置いているため、自分の視点とは異なる視点や考え方を学ぶことができます。
看護管理者として、人・資源・時間・予算を駆使して看護を実践していきます。
どんな看護であるかイメージすると、探求心が生まれていきます。
部署の問題・課題が見える
看護管理に関しての研修であり、自分の配属部署における問題と課題が明確に見えてきます。
部署のスタッフとして働いていた頃には、気づくことができなかった事が見えてきます。
ファーストレベル研修を受講することで気づくことができる事も生まれます。
部署の管理者である師長や副師長、主任となる方々が持つ視点で自分の部署を見る事ができるようになります。
その視点で、問題と課題が明確にとらえることができるようになります。
広い視野の課題が見える
ファーストレベル研修では、日本の保健医療福祉の政策・法令に関しても学びます。
すると現代の社会的な課題も理解できます。
それにより、自分自身が住む地域の問題・課題に気付くことができるのです。
例えば…
私の地域では、全国的な問題と同様の「高齢社会」という問題があるとします。ただ、私の地域には「単身や夫婦のみの高齢世帯が多い」という特徴があります。その特徴を考えて、病院の入院患者には、独居や介護者不在の高齢者の入院人数が多い傾向があることがわかりました。では、その地域の特徴を踏まえて、退院支援を早期に開始して、退院準備を進めていく事が重要です。
こちらは例としてですが、このように地域の抱える問題や課題に対して、自分が所属している病院や施設ではどんな事ができるだろうかということを考えることができるのです。
これは、管理職の視点としてとても重要です。
一般スタッフとの違いでもあります。
管理職は、
- 部署(小さな単位)への視点が重要
- 組織(中間単位)への視点も重要
- 地域や社会(大きな単位)への視点も重要
自己成長できる
ファーストレベル研修では、多くの知識を学ぶ機会となります。
すると、自分自身が成長できます。
知識をつける事、それを実践に活用するスキルを身に着けることができます。
さらに、自己管理ということも学びます。
自分をコントロールする能力
人や集団をコントロールする能力
人・資源・お金・時間をマネジメントする能力の基礎を学びます。
多くの時間をかけて学ぶ分、成長も伴います。
ファーストレベル研修の経験から、きっと自分自身が成長している実感を感じとることができます。
まとめ
今回は、ファーストレベル研修に関して記事を作成しました。
ファーストレベル研修とは、日本看護協会が認定する「認定看護管理者」となるために必要研修です。
ファーストレベル研修では、「看護管理の基礎」を学ぶことができます。
ファーストレベル研修を受講することによって、大きなメリットが生まれ、自己成長が期待できるでしょう。
ファーストレベル研修へ進む方向が決まったら、ファーストレベル研修の志望動機・受講動機に関する記事はこちらで紹介しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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ぜひ、ご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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