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看護に関わるすべての方を応援する!ナースマンブログです。
ナースマンブログはファーストレベル研修を修了しました。
その経験から、ファーストレベル研修について皆様へお伝えしています。
今回は、ファーストレベル研修の組織管理論Ⅰでのレポートの書き方についてです。
組織管理論を受講している方、もしくは、これから受講する方で、こんな思いありませんか?
- 組織管理論ってどんな内容かわからない
- 組織管理論って名前聞いただけで難しそう
- 効率的にレポートを書く方法ってあるの?
- 課題レポートに何書いていいかわからない
組織管理論の課題レポートの例題とレポートの例文を載せていますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
各教科目ごとにレポート例文を掲載していますので、他の記事も参考にしてください。
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効率的にレポート作成して、判定Aを目指そう!
組織管理論Ⅰの学習内容(教育単元)
まずは、組織管理論Ⅰでは、どういった内容の学習になるかを知りましょう。
組織管理論Ⅰの単元・教育内容は予め定められています。
各団体によって、研修内容・教育目標・レポートテーマは異なっています。
受講する研修プログラムやレポートテーマの参考にしてください。
教育単元:組織マネジメント概論
「組織マネジメント概論」での学習する内容は、①と②です。
- 組織マネジメントに関する基礎知識
- 看護管理の基礎知識
この学習内容の狙いとしては、
- 組織というものがどういった成り立ちをしているか、また構造をしているかを理解する。
- 看護管理の基礎知識体系を学び看護管理に活用する。
- 看護管理の視点で役割と活動を理解すること。
- 看護管理者が今後はどういったあり方をすべきか考察すること。
といった狙いがあるでしょう。
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看護管理者には組織をマネジメントする能力が必要です。
その基礎を固めるのが学習するねらいだよ!
教育単元:看護実践における倫理
「看護実践における倫理」での学習する内容は、①と②です。
- 看護実践における倫理的課題
- 倫理的意思決定への支援
この学習内容の狙いとしては、
- 現場の臨床において、倫理的な問題に気づくことができる
- 問題に対して最善となる対策を見出すことができる
といった狙いがあるでしょう。
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看護の倫理について学びます。
さらに、問題に気づく能力や問題解決能力を学ぶ事が学習の狙いだよ!
判定Aのための効率的なレポート作成のコツ
ファーストレベル研修では、それぞれの教育科目で課題レポートがあります。
判定Aを取るための効率的にレポートを作成するには、コツがあります。
- 講義からキーワードを探す
- 課題レポートの出題背景を理解する
- キーワードを織り交ぜる
- 内容(構成)を考える
- 書いたら必ず読み返す
レポートは「C」以上であることが合格条件です。
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判定Aを狙うレポート作成にはコツがあるよ!
こちらの記事を参照してレポートを効率よく作成しましょう。
このレポート作成のためのコツに関しては、ヘルスケアシステム論の記事を参考にしてみてください。
組織管理論レポートの例文
実際に組織管理論Ⅰで、出題されたテーマと提出レポートを例文として掲載します。
【例文】は実際の提出レポートから編集しています。内容も事実とは異なりますので、文章の構成や内容を参考にしてください。
課題レポートは講師のよって内容は異なります。
講師が求めている出題背景をしっかりと読み解いて理解してから、レポートを作成することが重要です。
という課題レポートに対して、以下の様なレポートが例文になります。
近年の新人看護師が受けてきた教育環境には、コロナの影響により臨床実習から得られる自分が実施した看護の振り返りや成功経験の積み重ねが減少したこと。また、患者と関わりが減少しコミュニケーション能力が不足したこと。臨床での看護師のロールモデルを見る機会が少ないこと。オンライン授業の増加により主体性を持った学習姿勢が減少したことなどの変化があった。それらの変化から、新人看護師は例年以上にリアリティショックを起こす可能性が高いことが特性であると考える。私は、新人看護師に効果的なマネジメント手法として、タレントマネジメント手法が有効であると考える。
なぜなら、タレントマネジメント手法を用いることで、部署の人材が持つ能力を把握し新人看護師へ効果的な教育環境を整えることができると考えるからである。それにより新人看護師は看護の価値を実感し、看護の仕事が楽しい、継続して働きたいという思いが育成され、新人看護師の特性であるリアリティショックを起こす可能性を軽減できると考える。私の所属する病院では新人教育にはプリセプター制度を導入しており、新人教育の場面においてプリセプターが一人抱え込んでしまうことが問題となっていた。そこで、対策として教育内容を部署内で分散して実施することとした。疾患に関する教育、基本看護技術教育、医療安全教育などに分類し、部署内の人材が持つ特性を活かして配置した。それにより、指導の分散ができプリセプターへの負担を軽減できた。また、新人看護師に対して、組織全体から目を向けられる様になり、新人看護師の進歩状況を部署全体で捉えることができた。さらに、スタッフとのコミュニケーションの増加に繋がったという経験がある。組織のタレントを把握し、新人看護師によい刺激を受けられるような仕組みを作ることでタレントマネジメント手法の効果を発揮することができる。指導する看護実践一つをとっても、新人看護師への教育内容と指導に入る看護師が持つタレント力をうまくかけ合わせる事で、学びと繋がりが広がる。さらに、部署全体が新人看護師へ目を向ける事ができるため、新人看護師は組織の一員であることを早期に感じることができる。スタッフとの関係が次第に構築され、新人看護師とスタッフが円滑なコミュニケーションができることで、仕事が楽しい、看護の価値を実感できる経験が積み重ねられる。それはリアリティショックを軽減し、働くことに前向きな気持ちを生み出す。
以上より、タレントマネジメント手法を用いることで、新人看護師の特性であるリアリティショックの軽減に繋がる。スタッフが持つタレント力の把握と活用を継続し、部署の風土や教育体制構築ができる管理者の存在が重要である。新人看護師の離職を防ぎ、すべてのスタッフが、看護師として働く価値を育み、確立していくことが今後の進むべき方向性と考える。
参考文献
1.佐藤真由美:新卒看護師の社会化を促進する関わりのモデルの検証,日本看護科学会誌,35,p.267-276,2018.
2.狩野京子,出井涼介,寛金栄,他:看護師における職業的アイデンティティ,職業経験の室と職業キャリア成熟の関係,日本看護評価学開始,5巻1号,p.1-9,2015.
3.公益社団法人兵庫県看護協会:ウィズコロナ社会に対応する新人看護師教育のヒント,2021年
4.厚生労働省(2014),新人看護職員研修ガイドライン,2023年〇月〇日閲覧, https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049578.html
まとめ:組織管理論で判定Aを目指そう!
今回の記事では、組織管理論でのレポート作成について紹介をしました。
効率的にレポートを作成して合格できる。
ファーストレベル研修を楽しく、突破していきましょう。
以上、ファーストレベル研修の組織管理論Ⅰでレポートの書き方(例文あり)でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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