新人看護師の指導と育成/明日から使える人材育成の方法

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はじめまして。看護師12年目のナースマンブログです。今まで、急性期看護、手術看護、慢性期看護を経験し、現在は脳神経外科病棟で看護師をしています。看護に関わるすべての方を応援したい思いで発信をしています。皆様へ少しでもお力になれる記事になれれが嬉しいです。よろしくお願いします。

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みなさん。こんばんは。

新人看護師さんが入職されてから、こんなことは経験ありませんか?

  • 時間がかかる!
  • 指導が思うようにいかない!
  • この前に教えたこと、もう忘れてる!
  • どう進めていいかわからない!
  • もうお手上げ~!

私自身もこれらを経験しました。

今回は、人材育成について話をしたいと思います。

明日から使える人材育成の方法です!

ぜひ明日の現場で、早速活用していただけたら幸いです。

学習の4段階に応じた育成方法

学習の4段階といわれるものがあります。

学習の程度を4段階に分けて、それぞれの段階に応じた指導や育成をする方法です。

学習の4段階

①知らないしできない段階やって見せたり、教える。気づかせる
②知っているけどできない段階繰り返し経験をさせる
③知ってるし意識すればできる段階→繰り返し経験+アウトプット学習(指導者となるなど)
④知ってるし無意識にできる段階→熟達者!

このように、指導する相手がどの段階にいるかを把握することがまず大切です。

その段階に対してどんなアプローチをするといいのか。

どんな指導をするといいのか。

ぜひ、相手の段階を把握して、指導を考えてみてください。

業務能力に応じた指導方法

業務能力に応じた指導の在り方についてです。

相手に対して、一つの業務を、どう指導していくかを考えましょう。

ある程度の業務をできる人材に対して、よく、任せたよ!と言いませんか?

任せてもいいです!

あと一歩考えて任せてください!「任せて、任さず」です

任せてもいいですが、すこしのフォローアップをしてください。

これですごく育成につながります!

4分割の教える(ティーチング)と引き出す(コーチング)

この使い分けがとっても大切です

明日からはぜひ、任せた時には、ほんの少しのフォローアップをしてください☺

やって見せる方法

右も左もわからない段階の人。

医療の現場では、経験したことのない処置や対応など多くあります。

その都度、先輩やベテラン看護師へ聞いて何とか対応できたとか、どうしようと思う場面も多々あると思います。

そんなときの人材育成はやっぱりこの言葉です。

山本五十六

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず

山本五十六の言葉は「明日から使えるコミュニケーションスキル」でも紹介をしています!

やはり、やって見せることが、業務のモデル、お手本となります。

まず初めは見せてあげることがとっても大切ですね。教えなくても教えている姿となります。

モチベーション4つのタイプに応じた指導方法

人材育成をしている中でも、関連するメンバーの中にはどうしてもモチベーションが低い方がいますね

モチベーションが低い人たち、これを知ることも大切です

やれる気のある人やる気がある人
やれん気の人
(自信がない)
やらん気の人
(やる気がない人)

まず、「やる気がある人」これは問題ないですね!こちらも、とてもうれしい!

「やれる気がある人」これにはどうしたらやる気になるか!?任せることが大切です

「やれん気の人(自信がない)」これにはどうしたら自信がつくかを考えることが大切です

「やらん気の人(やる気がない人)」これが問題です!

この世にはやる気がない人なんていないです!まずは話を聞くこと。こちらからやる気を無理やり渡すようなことはしてはいけません!分かろうとする姿勢をまず持つことです。

グループコーチングの方法

いろいろな関連するスタッフやメンバーを集めてみんなで話し合うことがこれです。

多くのメンバーで話し合うことで、切磋琢磨する姿勢、視野の広がり、多くの気づき、共感性、一体感、やる気のない人をそのままにしないというメリットが多くあります

「ど」のつく言葉

どうしたら、どうすれば、どうかな、など投げかけることで意見を引き出すことにつながります。

「ど」のつく言葉は、何度も使うとより効果が発揮されます。

話し合いの中で何度も、「ど」のつく言葉でたくさんの意見が出てくることにつながります

ぜひ、グループで話し合うことをしてみましょう☺

困ったさんへの指導

ちょっと困ったな・・・というタイプに対しての指導です

言い訳型・他責型

言い訳をついつい長く話してしまう人、話の論点がずれていってしまうい人

こういったタイプには時にはびしっと、「そういうことが聞きたいのではないよ」と話をすることも大切ですね。

相手がどんな考えを持っているか、その人が気づいたり、行動が改善していくように話を進めていくことが大切です

当事者意識が希薄型

以後気を付けますとか、頑張りますとか。逃げる言動が多い様な人

やはり、「ど」のつく言葉の投げかけが大切です

例えば、何度も同じミスを頻回にしている相手に対して

「今後同じミスをしないためにどうしていくといいかな?」「ど」のつく質問です。考えを引き出します。

「同じミスが続くことで患者さんへの影響に繋がるね。それはどう思っているかな?」と、当事者の意識、責任感へ繋げていく質問が有効です。

計画性のない型

がんばります!と二つ返事が多い人、もしくは逃げようとしている人

「〇〇はできそう?」「はい、多分・・・」で会話が終わってしまいます

「頑張ります」で良しとせずに、「具体的にはどんな風に進めていくの?」というオープン・クエスチョンで考えを引き出すことが大切です

困ったさんへもタイプが様々です。

タイプによって対応が異なり、明日からの人材育成に使ってみましょう!

まとめ

今回は、明日から使える!人材育成の方法について書きました。

  • 学習の4段階に応じた育成方法
  • 業務能力に応じた指導方法
  • やって見せる方法
  • モチベーション4つのタイプに応じた指導方法
  • 困ったさんへの指導

これらの方法を、明日から実践に生かして、指導する方、指導を受ける方、両者にとって、良い育成になることに繋がることを願っております。

私も明日からの指導で、実践していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました☺

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