医療従事者が意識するべき情報リテラシーとは?

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リテラシーとはなんでしょうか?広辞苑によるとこう示されています。

リテラシーとは、①読み書きの能力。識字能力。②特定分野の知識や、それを活用する能力。

広辞苑

現在の私たちの生活には情報は欠かすことのできないものです。看護の現場でも同じことが言えます。情報ネットワークが張り巡らされた世界で、私たちは好む、好まないに関わらずに、強制的にネットワークに接続されているのです。そのネットワークの中にあることを意識して、正しい振る舞いができていないといけません。必要なのは「リテラシー」です。

現場のナース
現場のナース

看護においては、リテラシーなんて関係ないんじゃない?

看護の現場でも、情報が大きく関係しています。情報がないと看護ができないといっても過言ではありません。正しい振る舞いと書きましたが、社会人としての言葉使いや先輩や上司とのかかわり方、接し方も正しい振る舞いが必要ですよね。こういった正しい振る舞いの能力は、今までの教育や家庭からの影響があります。環境で育成されてきたことでもありますね。しかし、情報におけるリテラシーは自分自身で育てないと身につかないことなんです。

今回は看護の現場における情報リテラシーのことについて述べたいと思います。

看護の情報リテラシー

現代は多くの病院や施設、医療の現場では電子カルテが進んでいますね。電子カルテに注目してみると、この電子カルテを操作する能力がまず必要ですね。それにプラス、マナー遵守能力が必要なのです。

現場のナース
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マナー??・・・じゅんしゅ能力ってなんですか!?

情報リテラシーは「操作する能力」と「マナー遵守能力」に分けられます。看護の現場では新入社員などの電子カルテの操作を教育しますよね?それは「操作する能力」への教育です。一方で、「マナー遵守能力」については教育されることが少ないです。医療の現場では、サービス業ですから、どうしても言葉使いや接遇に力を注ぎがちです。それもとっても大切ですが、情報に関しても「マナー遵守能力」がとても重要です。「マナー遵守能力」は倫理、道徳の要素を含んでおり、情報倫理とも言われます。

マナー遵守能力とは情報倫理

情報倫理、すなわち「マナー遵守能力」のことを指します。

看護の現場で、インフォームドコンセントや患者と家族、意思決定支援など多くの事案が倫理的な問題になり得ます。現場にある倫理的な問題をまずは、見つけて気づくことが大切です。

看護の現場では、倫理的な問題に直面した場合には、仲間や同僚、上司や先輩など、どんな人とも、たくさん話し合うことが大切です。それが参加した人の経験になるのです。その倫理における経験が、今後の倫理に対する姿勢や態度に変化を起こすのです。

倫理と道徳は関係している

道徳とは、一般的な日常生活における人間としての正しい振る舞いです。

一方、倫理とは、専門性が高く特定の事案についての道徳的な考察や考えを指します。

この道徳と倫理を用いることで、最も良い答えを出すことが大切です。この答えというのは、事案によって異なります。状況によって変化するのです。

現場ではどう生かすのか 情報漏洩を防ぐために

看護の現場において、倫理的な問題に直面した時に、どのように解決すべきかを判断する指針があります。それは「生命倫理の4原則」です。

4つの原則があり、それぞれの原則を積極的にその原則を守る必要があるのです。現場での困った問題に直面したときには、この4つの原則に分けて、事案を考えていくのもひとつの手法です。

まとめ

看護と情報は密接な関係です。その情報をうまく活用することで看護の質向上や発展に関わることができます。

近年では、医療従事者の情報漏洩問題などのニュースが多く、情報の管理能力が組織としても、個人としても重要になっています。

倫理的な問題はまずは気が付くことがとっても大切です。日々の現場では、埋もれて見つけにくい問題もあります。すこしずつすこしずつ考える機会を持ち、個人でなく全体で考えていく事が大切だと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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