こんにちわ☺ナースマンブログです。今回は医療とサービス業について考えていきたいと思います。私自身、医療はサービス業であると考えています。サービス業と聞くと、お店での接客やテーマパークなどのお仕事が思い浮かびますよね☺
医療におけるサービス業とは一体どんなことを示すのでしょうかでしょうか。
今回は医療でのサービス業について考えていきましょう☺
サービス業とは
サービスという言葉。英語では「Service」ですね、私たちのイメージでは・・・
今日は、サービスしとくよ!
お店などで「サービスしとくよ」なんて言われてしまうととは値引きや無料、おまけとイメージしますね!しかし、医療においてはそうではありません!
医療におけるサービスとは
そもそも、サービスという言葉は「人や組織の役に立つ活動」を意味しています。これは、人や組織の必要性を満たすことで、お金を出して買うなども含まれています。
サービスは活動そのものです。例えば・・・
- タクシーや電車は、お金を払うことで空間を移動するという活動(サービス)を買うことになっているのです。
サービス業と製造業
サービス業と製造業では特徴が異なります。
サービス業の特徴 | 製造業の特徴 |
サービス業には形がないこと サービスが生産と消費が同時であること 人が持つ技術によってサービスの質が変わること 人材がサービスを生産している | 製造業にはカタチがあること 製造業で生産されたモノは消費が後から発生する モノには標準があり、統一されていること 資本が生産している |
サービス業と製造業を比較するとサービス業がよくわかります
人間がサービスを生産し、そのサービスは目には見えません。また、そのサービスを受けるまでどんなサービスなのかはわからないのです。経験をしてみないと評価ができません。
例えば
人気のネイルショップへ行ってみたとすると、初めての場合は、そのネイルショップのサービスは行ってみないとわかりません。ネイルの仕上がりや、店員さんの接客や言葉使いなど様々な要素で、最終的なあなたの評価が生まれるのです。そして、また行きたいな、友達にも勧めようと感じるか、もしくは、もう行かないや、少し思っていたのと違うなとなるのです。サービスは人が生み出し、経験をしてみないとわからない。口コミが重要となるのです。
医療におけるサービス業
医療におけるサービスでは一般的なサービスとすこし異なる点があります。
例えばあなたが、虫垂炎で入院することになったら・・・
A病院のB病棟に勤務している看護師の看護サービスは入院してからでないとわからないですよね。そして、そのサービスがあなたにとって、良かったのか、悪かったのか、看護サービスを受けてみないとわからない事なのです。
このように医療におけるサービス業には特徴があります。また、医療はサービス業であり、サービス業に関する基本的な概念や知識を持っていないと、適切な医療を提供できないことへも繋がってしまうのです。
看護師のサービス業とは
それでは、「看護師」にとってのサービス業とは一体どんな特徴があるのでしょうか。
カタチがないこと
看護の提供は、カタチが見えないことです。看護を提供して初めて、看護を体験することができて、その経験がないと看護がどうであったかの評価ができないのです。
看護の生産と消費が同時であること。
看護を提供して、看護を体験する。看護というサービスを生産してすぐに消費(体験)がされるのです。そのため、新卒看護師が提供する看護の質は保証できないのです。これは、看護サービスの品質管理の難しさを表しています。
看護サービスは過程と結果の両方が大切
看護サービスは患者さんやご家族が体験した質に大きく影響を与えます。看護サービスの結果も大切ですが、その結果をもたらすためには、それまでの過程も大切であるということです。
患者や家族と共にサービスを作る
昔の医療はパターナリズムと言われていましたね。医療者の一方的なサービスでした。しかし、現在は患者さんが参加することが大切です。患者さんが積極的に治療に参加すること、インフォームドコンセントなどはそのための手段であるのです。
看護サービスは貯めることができない
看護サービスは貯めておくことができません。時間があるから作っておこうなんて製造業の様にはできないのです。また、患者さんがいなければ、看護サービスは提供することができないのです。
まとめ
今回は医療とサービス業について記事を作成しました。
医療においてサービス業についての知識や考え方を持つことは必須であり、それを力にすることで、質の向上につながります。医療のサービス業について考えることで、実践している看護サービスや医療サービスの質をよりよくすることに繋がるのです。
ぜひ、明日からの看護に生かしていただけたら嬉しいです☺
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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