看護師のダブルチェック!手順と方法を解説!あなたは正しくできている?新人看護師も必見!

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こんにちは!ナースマンブログです!

今回はダブルチェックについて、解説していきます☺

看護師
看護師

ダブルチェックしたのに、インスリンの投与量間違えてた・・・・

レポート書かないと~💦

あなたが実践しているダブルチェックは、正しいダブルチェックになっているのでしょうか?

ダブルチェックには種類があるんです!

普段のダブルチェックを思い出してみてください。

今回は、ダブルチェックについて解説します。

この記事でわかること
  • 効果的なダブルチェックの方法がわかる
  • 普段実践しているダブルチェックとの方法の違いがわかる

ダブルチェックは命に関わる大きな事案になることも!

普段から医療現場ではダブルチェックが実践されています。

近年のコロナ感染症でも、ワクチン接種会場では多くのダブルチェックがされていたと思います。

ダブルチェック命に関わる大きなことにもなります。

ダブルチェックに関連するニュース

コロナウイルスの感染拡大により、全国でワクチン接種が進められましたね。

その中で、ダブルチェックが行われていました。

しかし、「確認ミス」により、別人と間違えて接種してしまった。姓名が同じ女性をとり間違えた同じ日に2度も接種をしてしまった。など全国でミスが発生していました。これも、ダブルチェックの方法が正しければ、防ぐことができたかもしれません。

命に関わらないことでも、正しいダブルチェックがされていたら起きなかったミスもあると思います。

人間は間違いを起こすことがある。

これを、まずは理解しておきましょう!

あなたのダブルチェックは効果的ですか?

効果的なダブルチェックの方法はどんなダブルチェックでしょう。

皆さんが普段から実施しているダブルチェックが効果的なのか気になりますね。

看護師
看護師

普段から実施してるダブルチェック・・・・

効果はしっかりあるのかな?

この方法は効果的だと思いますか?

  1. Aさんが指示書を読み上げる(Aさんは指示書しか見ていない。)
  2. Bさんが薬剤や物を確認する(Bさんは注射薬しか見ていない。)

この方法は「2人で協力して行うシングルチェック」です。

この方法では問題点があります!

  • Aさんは注射薬を確認する必要があります
  • Bさんは指示書を確認する必要があります

ダブルチェックになってはいないのです!

ダブルチェックの定義とは

ダブルチェックとはどういったこと、意味なのでしょうか。

ダブルチェックは「2回、確認と照合の作業をすること」とされています。

注意:病院や施設によっても定義がある場合があります。

これは、1人でも、2回の確認と照合を行うとダブルチェックになります。

2人で、1回の確認と1回の照合ならダブルチェックとは言えないのです

ダブルチェックの方法 2人連続型

2人連続型
  1. Aさんが指示書を読み上げて、薬剤を確認する。
  2. Bさんが指示書を読み上げて、薬剤を確認する。

例)ラシックス注20㎎/2mlを0.5アンプル投与する指示箋があり、Aさんはラシックス注20㎎/2mlから注射器に1mlを吸い上げて薬剤を確認した。Bさんも同様の手順で確認をした。

2名で同じことをして確認する方法です

ダブルチェックの方法 2人連続双方向型

2人連続双方向型
  1. Aさんが指示書を読み上げて、薬剤を確認する
  2. Bさんは、薬剤を確認して、指示書を確認する

例)ラシックス注20㎎/2mlを0.5アンプル投与する指示箋があり、Aさんはラシックス注20㎎/2mlから注射器に1mlを吸い上げて薬剤を確認した。Bさんは注射器に吸い上げられた薬剤を確認し、そのあとに指示箋を確認した。

AさんとBさんは手順を逆にして確認する方法です

ダブルチェックの方法 2人同時双方向型

2人同時双方向型
  1. Aさんが指示書を読み上げてBさんが薬剤を確認する
  2. Bさんが薬剤を読み上げて、Aさんが指示書を確認する

例)ラシックス注20㎎/2mlを0.5アンプル投与する指示箋があり、Aさんは指示箋を読み上げた。Aさんが読み上げた指示箋の通りに、Bさんはラシックス注20㎎/2mlから注射器に1mlを吸い上げて薬剤を確認した。Bさんは注射器に吸い上げられた薬剤を確認し、Aさんが指示箋を確認した。

Aさんは指示箋を担当して、Bさんが薬剤を担当する。役割が分かれて確認をする方法です

2人で行うダブルチェックでも、いくつかの方法があります。一言に、ダブルチェックと言っても、内容が異なり、注意が必要となります☺

推奨されるダブルチェックはコレ!

この方法の中で、最もエラー数と時間がかからない方法はどれなのでしょうか?

それは、2人連続型です(研究結果などにより、異なる場合があります)

2人が連続して同じ方法で1回ずつチェックする方法が良いといわれています。

2人連続型のダブルチェック
  • 手順①
    Aさんが指示書を読み上げて、薬剤を確認する
    • 1人目が確認・チェックをします
  • 手順②
    Bさんが指示書を読み上げて、薬剤を確認する

    • 2人目も確認・チェックをします
  • 指示書も薬剤も2回確認されます
  • 各個人(AさんBさん)が独立して確認します

みなさんの施設や病院、日々実施しているダブルチェックはどういった内容のものでしょうか?

私が勤務する病院で実践しているのは、この2人連続型の方法です。

普段のダブルチェックをすこし思い出してみてください☺

看護師のダブルチェックが医療安全の最前線!

今回、お話をしたダブルチェックは実施する方法を決めている施設や病院もあります。

患者安全や医療安全の部署がある施設や病院ではポケットガイドや取り決めで提示している場合もあるので、聞いてみたりするといいでしょう☺

医療の安全を守るには、組織や部署といった大きな単位や組織で取り組み事が必要です。

けど、個人でも取り組みが可能なこともあります。

個人での取り組み

個人でできることはたくさんあります。ぜひ、明日から実践しましょう☺

  • フルネームと生年月日やID番号での患者確認すること
  • 医療者サイドの情報を意識した患者確認すること
  • 効果的なダブルチェックを実践し、浸透させること

組織での取り組み

個人の取り組みが組織や部署としての活動になって大きくなることもあります。逆に、組織の方針や取り組みにより、個人が実践するということもあります。

  • 部署や組織で手順をまとめて取り決めることを定める
  • ルールとして、部署や組織に周知、徹底をしていく

まとめ

今回は、ダブルチェックについて説明をしました。あなたの部署や施設、病院はどうでしょうか?

ダブルチェックをすることの意味や方法を、いま一度立ち止まって考えてみましょう。

患者さん、利用者さんの安全を守ることが看護師には必要です。個人でも取り組めますが、部署や小さな単位での活動も効果を発揮し、大きな活動へと繋がります。

ぜひ明日からできることを始めましょう☺

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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